家は親子のコミュニケーションを育む大切な場所であり、また、家で家族と一緒に過ごす何気ない時間は、子供にとっていちばん幸せな時間です。

家の間取りは、子供の成長に大きく影響を与えます。毎日の暮らしの中で親と子が気持ちを通わせ、豊かな感性や人間性を育む場こそが『住まい』なのではないでしょうか。

右の間取りをご覧ください。一般家庭によく見られる家具の配置です。矢印は、赤い丸の位置に家族が座った場合の目線を表しています。
この目線の位置、何か気づきませんか?
それぞれの位置に座った(立った)場合、目線が合わないのです。場所によっては、視界にも入りません。
これで家族のコミュニケーションがとれるのでしょうか?
ちなみにこのTVの位置(上を北として、南側の右角)は、欧米や先進国のアジア諸国では少なく、日本独特のものと言われています。家族との会話が自然と生まれ、また、コミュニケーションをとりやすくするためには、どのような工夫が必要なのかみていきましょう。


たとえば。
ダイニングは食卓であり勉強卓でもあると考えてみましょう。
食事の支度や片付けの時間と宿題をやる時間は重なりがちです。
子供は親に自分の勉強している姿を見てもらいたいもの。
邪魔だからと言って部屋に行くよう促すのではなく、大きめのダイニングテーブルにしたりスペースを広くとるなどすれば勉強のさまたげにもならず、食事の支度もラクラク。
たとえば。
親が料理する様子が伺える間取りであれば、自然と会話が生まれ、子供も手伝いやすい環境になるのではないでしょうか。
また、小さいお子様の場合、料理していても様子が伺えることで家庭内事故を未然に防ぐこともできます。

その他、離れていてもお互いの気配を感じる、子供の足音で何があったのかを察する、など日常の何気ない行動こそが、親子のコミュニケーションをとる上で大切なこと。
家が子供にとって、また、親にとってもコミュニケーションがとりやすい空間であることは必要なのです。

家族のコミュニケーションを積極的に育み、
家族1人1人のライフスタイルや個性など住まう人のニーズや思いをカタチにする家づくりを実現するお手伝いをすることが、
わたしたちの仕事だと考えています。